ビットコイン(BTC)の換金方法とは？仮想通貨の現金化や税金面の注意点を徹底解説

ビットコイン投資をしている方の中でこのように考えている方もいらっしゃるでしょう。

せっかくビットコイン投資で利益を出したとしても換金できなければ意味がありません。

そこで今回はビットコインの換金方法をご紹介します。

また、ビットコインの換金方法4種の特徴や注意点を解説していきます。

おすすめのビットコインの換金タイミングもご紹介しますので、「ビットコインをいつ換金したらいいかわからない」といった方も参考にしただけると幸いです。

ビットコインの換金をまとめると

• ビットコインの換金は暗号資産取引所でおこなう
• ビットコインATMは日本では使えない
• ビットコイン換金するためにもまずは仮想通貨取引所の口座開設が必要
• 換金だけでなく取引にも便利なコインチェックでの口座開設がおすすめ

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ビットコイン(BTC)の換金方法は4種類

ビットコインの換金方法は以下の4つとなります。

「仮想通貨取引所でビットコインを換金する方法」と「仮想通貨販売所でビットコインを換金する方法」は暗号資産取引所を利用してビットコインを換金する方法です。

一方ビットコインATMとはその名の通りATMを使用してビットコインを換金する方法となります。

※2024年4月現在ビットコインATMは日本にありませんので、日本在住の方は仮想通貨取引所もしくは仮想通貨販売所でビットコインを換金することとなります。

それぞれついて詳しく解説していきます。

暗号資産取引所でビットコインを換金する

ビットコインを取引するには暗号資産取引所を利用します。

暗号資産取引所では保有しているビットコインを日本円に換金するのはもちろん、他の仮想通貨に変換することも可能です。

暗号資産取引所とは「コインチェック」や「DMM Bitcoin」、「GMOコイン」などの取引所のことを言います。

暗号資産取引所の中には「想通貨販売所」と「仮想通貨取引所」の2種類があり、それぞれで特徴が異なります。

【仮想通貨販売所】暗号資産取引所でビットコインを換金

仮想通貨販売所は暗号資産取引所と取引を行い、暗号資産取引所が提示した金額でビットコインを換金することができます。

マイナーな仮想通貨も販売していますので、ビットコイン以外のマイナーなアルトコインをメインに投資なされている方は利用する機会が多いでしょう。

【仮想通貨取引所】対人取引でビットコインを換金

仮想通貨販売所に対して仮想通貨取引所では対人取引となります。板取引とも呼ばれ、ビットコインの買い手と売り手が双方ともにマッチした金額で取引が成立します。

そのため、取引量によっては自分の換金したいビットコインをすべて換金できない場合もあります。

ビットコインATMで換金する

最後に紹介するのがビットコインATMで換金する方法です。ATMとあるように一般の銀行ATMと同じく、ビットコインを換金することが可能です。

ビットコインATMはビットコインのみ交換可能なビットコインATMもありますが、イーサリアムやビットコインキャッシュ、ライトコインといったその他の仮想通貨も換金可能なタイプもあります。

ビットコイン(BTC)を換金するおすすめタイミング

これまでビットコインの換金方法を紹介してきましたが、実際にビットコインを換金する際にどのタイミングで換金したらよいか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

ビットコインを換金するタイミングを間違えてしまうと大きな損失を被ってしまう場合があります。

ビットコインを換金するおすすめのタイミング

それぞれ詳しく紹介していきます。

スプレッドが小さい時間帯

最初に紹介するおすすめのビットコインを換金する際におすすめのタイミングは「スプレッドが小さい時間帯」です。

ビットコインを換金する際の注意点でも解説しましたが、仮想通貨取引所と仮想通貨販売所にはスプレッドが存在します。

スプレッドは実質的な取引手数料なので、スプレッドが小さくなる時間帯で取引をおこなったほうが手元に残る利益が増えます。

一般的にスプレッドの大きさは市場参加者が多い時間帯であれば小さく、市場参加者が少ないほど大きくなります。

そのため、株式市場がしまるタイミングである日本時間の5時〜8時だとスプレッドが大きくなる傾向にあります。

ビットコインの値動きが少ないタイミング

次に紹介するおすすめのビットコインを換金する際におすすめのタイミングは「ビットコインの値動きが少ないタイミング」です。

ビットコインは値動きが激しいことで有名であり、少し目を離すと、大きく価格がうごいていることもあります。

このような状況だとスプレッドも大きくなっている場合があり、取引手数料が大きくなってしまうケースが考えられます。

また、自分がこの価格で決済したいと考えているのにも関わらず、自分が思っていた価格とは異なる価格で約定する場合も多いです。

そのため、ビットコインの値動きが大きい時は換金するタイミングとしては適していないといえるでしょう。

ではビットコインの値動きが少ないタイミングはどのようなタイミングかというと、ビットコインの価格上昇や価格下落が落ち着いたタイミングです。

短期トレードをしている場合は瞬間の値動きに反応して取引をしなければならないため、上記の限りではありません。

しかし、長期的にトレードしているのであればビットコインの急激な価格変動が落ち着いたタイミングで取引をおこないましょう。

ビットコインが値上がりしたタイミング

最後に紹介するおすすめのビットコインを換金する際におすすめのタイミングは「ビットコインが値上がりしたタイミング」です。

当たり前だと思う方も多いでしょう。

しかし、きちんとビットコインが値上がりしたタイミングで換金するのは非常に難しいのです。

これはタイミングをはかるのが難しいのはもちろん、心理的要素も関わってきます。

人間は利益や損失が出始めた時が一番感情がたかぶるため、急いで利確や損ぎりをしたくなってしまうものなのです。

そのため、利益がのびてくると、「もっと利益が伸びるのでは」、「これ以上下がらないのでは」といった考えをもってしまいます。

このような心理状況だと正確なタイミングで換金できません。

ビットコインを保有した段階で、「いくらまで上がったら利益確定するのか」、「どこまで価格が下がったら損切りして換金するのか」といった部分をあらかじめ決めておくとよいでしょう。

ビットコイン(BTC)を暗号資産取引所で換金する手順や注意点

ビットコインを暗号資産取引所で換金する手順は以下の通りとなります。

それぞれについて詳しく解説していきます。

各暗号資産取引所のマイページにログイン

まずは各暗号資産取引所のマイページにログインするために、暗号資産取引所のトップページに移ります。

ログインページに移ったら自分のIDとパスワードを入力。

二段階認証もクリアしたらマイページにログインすることができます。

仮想通貨販売所もしくは仮想通貨取引所を選択して換金

暗号資産取引所のページにログインできたら、仮想通貨販売所もしくは仮想通貨取引所を選択します。

仮想通貨販売所を選択した場合は、自分が換金したい量のビットコインを入力し、日本円へ換金します。

仮想通貨取引所を選択した場合は変動する価格を見極めながら、自分が換金したい量のビットコインを入力し、日本円へ換金します。

暗号資産取引所から自分の銀行口座へ出金

仮想通貨取引所もしくは仮想通貨販売所でビットコインを換金することができたら、次は出金手続きに移りましょう。

出金手続きはあらかじめ自分の銀行口座を設定しておけば、出金額とパスワードの入力、二段階認証などのフローをふめばすぐに出金することが可能です。

ビットコイン(BTC)を換金するときに税金がかかる

ビットコインをはじめとした仮想通貨は換金した時点で税金が発生します。

そのため、年末にビットコインを換金して、換金した仮想通貨を使って他の仮想通貨を購入した場合、出金していないことから税金は払わないでよいと勘違いする方がいらっしゃいます。

しかし、仮想通貨は換金もしくは他の仮想通貨に変換した時点で利益確定したとみなされますので、税金を支払う必要がでてくるのです。

仮想通貨は雑所得として扱われるので、かかる税金は以下の通りです。

ビットコイン(BTC)を換金する際の注意点

これまではビットコインを換金する方法を紹介してきました。ここではビットコインを換金する際の注意点について紹介します。

ビットコインを換金する際の注意点

それぞれについて詳しく解説していきます。

仮想通貨取引所でビットコインを換金する時はスプレッドに注意

仮想通貨取引所でビットコインを換金する際に注意しなければいけないのが「スプレッド」です。

仮想通貨取引はもちろん、FXや先物取引といった投資をする際によく耳にするのが「スプレッド」という単語です。

ここではスプレッドの仕組みから、なぜ仮想通貨取引所でビットコインを換金する場合にスプレッドに注意しなければならないのかを解説します。

仮想通貨取引では買値（ask）と売値（bid）の2つのレートが呈示されます。そして、買値と売値の差のことをスプレッドといいます。

例えばビットコインの買値が200万、売値が190万といった場合はビットコインを買う場合は200万円で購入でき、ビットコインを売る場合は190万円で売却するということになります。

そのため、ビットコインを買ってすぐに売った場合は10万円の損失となります。

スプレッドは仮想通貨取引所にも仮想通貨販売所にもあるのですが、一般的に仮想通貨取引所の方がスプレッドは小さく、仮想通貨販売所の方が大きくなっています。

したがって、スプレッドを抑えた取引をしたいのであれば、仮想通貨販売所よりも仮想通貨取引所の方を利用しましょう。

そのため、取引量が多い時間帯ではスプレッドは小さく、取引量が少ない時間帯ではスプレッドが大きくなります。

例えば株式市場が開いている時間帯では多くの投資が活発にビットコインを取引するため、スプレッドが小さくなる場合があります。

一方、多くの投資家が就寝している時間帯や休憩の時間帯になると取引量が低下してスプレッドが大きくなってしまうのです。

また、市場の状況によっても大きくスプレッドは変化します。

しかし、2017年の仮想通貨バブルの際はスプレッドが大きすぎたため、大きな値上がりをしないと損失になってしまうといった状況もありました。

仮想通貨販売所よりも仮想通貨取引所の方がお得に換金できる

一つ前の見出しでスプレッドについて解説しました。

暗号資産取引所には仮想通貨販売所と仮想通貨取引所があることをご紹介しましたが、仮想通貨販売所や仮想通貨取引所にはスプレッドが設定されています。

言葉は同じスプレッドですが、仮想通貨販売所の方がスプレッドは大きいため、一般的に仮想通貨取引所でビットコインを換金した方がお得です。

また、各暗号資産取引所では手数料のパーセンテージが異なってきますので、なるべく割合が低い暗号資産取引所を利用しましょう。

ビットコインATMは日本で設置されていない

そのため、日本在住の方はビットコインを換金する場合は仮想通貨取引所もしくは仮想通貨販売所を利用しましょう。

ビットコイン(BTC)の換金におすすめの暗号資産取引所

日本ではビットコインATMが使えないため、ビットコインを換金するには暗号資産取引所の中の仮想通貨取引所もしくは仮想通貨販売所を利用する必要があります。

今回は初心者にも使いやすいおすすめの暗号資産取引所を3つ紹介します。

おすすめの暗号資産取引所

それぞれ詳しく紹介していきます。

Coincheck（コインチェック）

Coincheckは2017年の出川さんのCMでビットコインを取引していない方でもCoincheckを知っている方も多いのではないでしょうか。

CoincheckはUI/UXが優れており、初心者でも使いやすいと評判の暗号資産取引所となっています。

Coincheck（コインチェック）の概要

Coincheckは2018年にハッキング被害にあったため、一時取引を中止していました。

その後、マネックスグループにCoincheckが入ったことにより、コンプライアンスの向上やセキュリティ強化がなされました。

また、仮想通貨の取り扱い銘柄も28銘柄と多く、国内でも最大級の暗号資産取引所となっています。

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DMM Bitcoin（DMMビットコイン）

DMM Bitcoinは元々株式会社東京ビットコイン取引所という暗号資産取引所でした。

その後、2017年末に株式会社DMM FX ホールディングスに入ったことにより、運営母体が強化されました。

株式会社DMM FX ホールディングスは傘下にはDMM FXなど金融系のサービスが多数あることから、運営体制が安心できる点がメリットです。

入出金可能な仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、リップルとなっています。

また、DMM Bitcoinでは現物の仮想通貨で20種、レバレッジをかけた取引では25種の取引ができますので、DMM Bitcoinはレバレッジをかけた取引がしたい方にとっておすすめといえるでしょう。

DMM Bitcoinにはスマホアプリが用意されているので、手軽に取引ができる点も特徴となっています。

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※2024年3月1日（金）午前7時00分～2024年9月1日（日）午前6時59分まで

bitFlyer

出典：bitFlyer

※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高（差金決済/先物取引を含む）

販売所での売買手数料やビットコインFXの取引手数料、振込手数料が無料なため無駄なコストを気にすることなく取引ができます。

また、リップルを含む18種類の仮想通貨を1円から売買できるため、少額からリップルを売買したい人や、試しにリップルを購入したい人にもおすすめです。

口座開設は最短10分で完了し、日本円の入金を済ませればすぐに取引ができるため、今すぐリップルを売買したい人にも最適な取引所と言えるでしょう。

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GMOコイン（GMOコイン）

GMOコインは2016年10月に設立された歴史ある暗号資産取引所です。

GMOグループが運営しており、GMOグループは金融系のサービスを多く展開していることからGMOコインも安定した基盤があるといえるでしょう。

取引銘柄も多く、様々な仮想通貨取引をおこないたい方におすすめの暗号資産取引所となっています。

GMOコインはスマホアプリが見やすい点に定評があり、チャートがみやすいのが特徴です。

初心者でも指値注文やスピード注文がしやすく、初心者でも簡単に操作ができるでしょう。

ビットコイン(BTC)を換金するときによくある質問

ビットコインを換金するときによくある質問を紹介します。

次の質問に回答していくので、ぜひ参考にしてください。

ビットコインを換金するならどの取引所？

ビットコインを換金したい方にはDMM Bitcoinがおすすめです。

DMM Bitcoinでは出金手数料が無料であるため、余計な出費を削減できます。

ビットコインを現金化するベストタイミングは？

ビットコインを換金するなら、スプレッドが小さい時間を狙いましょう。

一般的にスプレッドの大きさは市場参加者が多い時間帯であれば小さく、市場参加者が少ないほど大きくなります。

ビットコインの換金はいくらからできる？

取引所によって異なります。

しかしコインチェックを利用することでは500円から換金可能です。

ビットコインをドルに換金できる？

ビットコインをドルに換金することはできません。

ドルに換金することはできませんが、テザー(USDR)などのドルと関連性のある通貨は換金できます。

ビットコインを換金できないときはある？

基本的にビットコインを換金できないタイミングはありません。

しかし、取引所で何かしらのエラーが発生した場合には、換金できなく可能性もあります。

換金できないときは、取引所に直接問い合わせましょう。

ビットコインの換金はどうやるの？

ビットコインの換金は主に「取引所」「販売所」「ビットコインATM」で換金できます。

それぞれ換金方法が異なるので、しっかりと手順を確かめたうえで換金しましょう。

ビットコインを換金するときに手数料かかる？

ビットコインを換金するときには、入出金手数料などがかかります。

取引所の中には手数料が安い、もしくは無料の場所もあるので気になる方は以下の記事をご覧ください。

ビットコイン(BTC)の換金まとめ

今回はビットコインの換金方法や換金する際の注意点、おすすめの換金タイミングを紹介しました。

ビットコインの換金方法

ビットコインを換金する際の注意点

おすすめの換金タイミング

ビットコインを換金する取引所や換金するタイミングによっては換金した際の利益が異なってきますので、少しでも得になる形で換金することが大切です。

まだ国内仮想通貨取引所の口座が無いのであればコインチェックでの口座開設がおすすめです。

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当記事の監修者

ファイナンシャル・プランナー
大竹麻佐子さん

1967年東京都大田区生まれ
実践女子短期大学卒業後、証券会社へ就職。外資系銀行証券部にて海外投資家の代理人業務に携わる。出産を機に退職し、家計管理に役立つかも…との思いでFP資格取得（AFP）。証券会社、銀行、保険会社など金融機関での業務を経て2015年起業。日本FP協会 「くらしとお金のFP相談室」相談員（2016年）、「広報センター」スタッフ（2021年）。個別相談を中心に、執筆・セミナーを通して、「お金と向き合うこと」の大切さを伝える。
■所属団体　日本FP協会
■保有資格　ファイナンシャルプランナー（CFP）・相続診断士

大竹麻佐子さん公式ホームページ

政府からの暗号資産(仮想通貨)取引に関する注意喚起

消費者庁提供：「投資などのお金に関するトラブルや悪質商法について」

暗号資産(仮想通貨)取引に関して特に注意すべきこと

• 暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください!
• 消費者庁：「毎月最低 30 万円分のビットコインを受け取り続けることができる」などとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起