月10万円の不労所得を手に入れるために、いくらの元本が必要なのか気になっている方も多いでしょう。結論として、投資の種類や利回りによって異なりますが、最低でも1,500万円以上の元本が必要です。
本記事では、月10万円の不労所得を得るためのポイントや注意点、効率的な投資方法を解説します。最後まで読んでいただければ、豊かな生活を送るためのポイントを理解できるでしょう。
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(無料)まずは資料請求不労所得で毎月稼げる配当金は、利回りと投資金額によって異なります。不労所得を得るために必要な投資金額の目安は、以下のとおりです。
【不労所得・利回り別】投資金額の目安
不労所得 | 利回り2.0%の場合 | 利回り3.0%の場合 | 利回り5.0%の場合 |
---|---|---|---|
1万円 | 600万円 | 400万円 | 240万円 |
3万円 | 1,800万円 | 1,200万円 | 720万円 |
5万円 | 3,000万円 | 2,000万円 | 1,200万円 |
10万円 | 6,000万円 | 4,000万円 | 2,400万円 |
上記のように、まとまった投資金額を用意して運用すれば、不労所得を稼げます。
配当金のメリットは、不況時でも減額することが少なく、比較的安定した収入を得られることです。企業側は配当金を減らすと、投資家に業績の悪化を印象付けてしまうためです。
財務体質が整っている企業であれば、一時的な不況の際に配当を減らすことは少ないといえます。例えば、財務体質が整っているJTはウクライナ危機の損失を予想した2021年度を除き、2012年度から増配を続けています。
安定した配当金生活を送るには、収益基盤や財務内容が整っている企業の銘柄を選びましょう。財務状況は、決算書で確認できます。
JTウェブサイト | 第38期(2022年12月期)第3四半期報告書
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(無料)まずは資料請求毎月10万円の不労所得を稼ぐ主な方法は、以下の3種類です。
それぞれの投資方法の利回りと月10万円稼ぐための投資金額の目安は、以下のとおりです。
【投資方法別】利回りと月10万円の不労所得を稼ぐための投資金額の目安
投資方法 | 利回りの目安 | 利回り5.0%の場合 |
---|---|---|
不動産投資 | 3.0%~8.5%程度 | 約1,412万円~4,000万円 |
株式投資 | 0.26~2.15%程度 | 約5,581万円~4億6154万円 |
投資信託 | 7%程度 | 約1,714万円 |
本章では、3つの投資方法で必要な元手や利回りの目安、ポイントを解説します。
上記の他にも、暗号資産やFXなどで不労所得を作る方法があります。他の不労所得を稼ぐ方法は、以下の記事をご覧ください。
不動産投資では、賃貸用のマンションやアパートを購入して、家賃収入を得ることで不労所得を獲得できます。
不動産投資の利回り相場は、以下のとおりです。
不動産投資の利回りの相場
不動産の種類 | 利回りの相場 |
---|---|
区分マンション | 3.0%〜5.0%程度 |
一棟マンション | 8.0%程度 |
一棟アパート | 8.5%程度 |
一戸建て | 6.0%〜8.0%程度 |
表面利回りから計算した月10万円稼ぐために必要な元手は、以下のとおりです。
月10万円稼ぐための元手の目安:約1,412万円~4,000万円 ・区分マンション:約2,400万円~4,000万円 ・一棟マンション:約1,500万円 ・一棟アパート:約1,412万円 ・一戸建て:約1,500万円~2,000万円 |
ただしこの利回りは、物件価格に対する家賃収入の表面的な数値です。より具体的に計算する際は、毎月の家賃収入から物件購入時の諸費用や管理費用、固定資産税などを差し引いた金額から実質利回りを求めます。またローンで物件を購入する場合は、収入を得られるタイミングや元手の目安が大きく異なりますので、気になる方は不動産会社へ資料請求してみてください。
不動産投資では、空室になると家賃収入が入りません。空室を避けるために、物件の価値を高めることが重要です。
入居者のターゲットに合わせて設備を充実させたり、リノベーションをしたりする必要があります。また、駅や商業施設の近くなど住宅需要の高いエリアの物件を選べば、空室リスクを下げられます。
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株式投資では、銘柄によって年1~2回の配当金が得られます。企業によって配当金ではなく、商品券や優待サービスなどの株主優待を実施する企業もあります。
2023年9月時点の株式投資の利回りの相場は、以下のとおりです。
株式投資の加重平均利回りの相場
市場の種類 | 加重平均利回りの相場 |
---|---|
プライム市場 | 2.15% |
スタンダード市場 | 2.06% |
グロース市場 | 0.26% |
加重平均利回りとは、株式の時価総額に対する配当金の割合を指します。時価総額とは、企業の価値や将来性を表す発行済み株式に株価を掛けた数値です。
株式投資で、月10万円稼ぐために必要な元手の目安は以下のとおりです。
月10万円稼ぐための元手の目安:約5,581万円~4億6154万円 ・プライム市場:約5,581万円 ・スタンダート市場:約5,825.万円 ・グロース市場:約4億6154万円 |
株式投資は不動産投資のように、物件を管理する手間がかからないことがメリットとして挙げられます。しかし、株式は値動きが激しく、リスクのある投資方法です。株式投資に関する勉強を続け、分散投資することを心掛けましょう。
投資信託も株式投資と同様に、運用した成果を分配金として受け取る投資方法を指します。株式投資とは異なるのは、多くの投資家から集めた資金を元手にして、プロの投資家が株式や債券などに分散投資する点です。
投資信託の利回りの相場
種類 | 利回りの相場 |
---|---|
国内株式型(大型ブレンド) | 16.32% |
海外株式型 | 19.29% |
国内債券型 | 0.362% |
海外債券型 | 3.54% |
国内REIT型 | 7.99% |
海外REIT型 | 0.72% |
投資信託で、月10万円稼ぐために必要な元手の目安は以下のとおりです。
月10万円稼ぐための元手の目安:約622万円~3億3,149万円 ・国内株式型:約735万円 ・海外株式型:約622万円 ・国内債券型:約3億3,149万円 ・海外債券型:約3,390万円 ・国内REIT型:約1,502万円 ・海外REIT型:約1億6,667万円 |
株式投資に比べると、投資信託は少額ではじめられるメリットがあります。ただし、投資である以上元本保証はありません。また、手数料が高いファンドがあるため、運用実績を確認し、利益が上回るかを確認することが大切です。
不労所得で毎月10万円稼ぐためには、以下のポイントを抑えることが重要です。
それぞれのポイントを解説します。
月10万の不労所得を得るには、まとまった元本が必要になるため、長い時間がかかる前提で始める必要があります。また、投資をするなかでポートフォリオ(資産構成)を組み替える必要性も生じるため、継続して勉強する必要があります。
とはいえ、興味がある分野でないと、勉強が苦痛に感じてしまって長続きしないでしょう。そのため、自分の興味関心がある分野に取り組むのがおすすめです。例えば、物件情報を確認するのが好きならば不動産投資に取り組むなど。
ご自身が継続して勉強できるかを考え、興味のある分野に挑戦しましょう。
1つの投資先に投資する集中投資はリスクが高いため、分散投資を心がけましょう。
例えば、株式にのみ投資していると、企業が倒産した際に価値がゼロになってしまいます。また、国債であっても、テロや社会情勢の変化によって損失を被る恐れがあります。複数の方法で投資しておけば、ひとつの投資先で損失が発生した際にカバーできます。
分散投資で重要なのがポートフォリオです。ポートフォリオとは資産構成のことで、どの投資対象にいくら投資しているかを明確にする役割があります。
保有銘柄の価格が減少して資産価値が減った場合や、空室が続いて収益が取れなかった場合、ポートフォリオを組みかえれば資産価値の低下を抑えられます。
不労所得で毎月10万円を目指すときは、いつまでにいくら投資するのか目標金額を決めておきましょう。
例えば、国内REITで毎月10万円を目指す場合、1,500万円の資産が必要になります。ご自身の年収や投資に回せる金額を踏まえ、いつまでに1,500万円を貯めるのか、そのために月々いくら積み立てるのかを逆算して考える必要があります。
目標が明確でないと挫折する原因になるため、明確な目標を定めておきましょう。
投資に慣れるために、はじめは月1~3万円の不労所得を目指しましょう。月10万の不労所得を得るには、多くの元本が必要になるため、途中でモチベーションが下がってしまう恐れがあるためです。
月10万円の不労所得は、月1万円、月3万円の延長にあるものなので、月10万円までの過程を楽しみましょう。
また、最初から高い目標を設定すると、ハイリスク・ハイリターンの投資手法を選んでしまい、大きな損失を抱える恐れがあります。
まずは、月1~3万円などの現実的な目標を立てて、徐々に目標を上方修正しましょう。
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毎月10万円の不労所得を目指すうえで、注意点もあります。本章で紹介する3つの注意点を押さえた上で、毎月10万円の不労所得を目指しましょう。
それぞれの注意点を詳しく解説します。
利回りが高い投資は魅力を感じますが、リスクを伴うため、利回りの高さだけに注目するのは危険です。リスクとリターンは表裏一体の関係であることを押さえておきましょう。
例えば、高い利回りの中古物件は「利回りを高くしないと売れない」という裏返しである場合があります。室内が古くリフォームをしなければならなかったり、アクセスが悪く入居希望者が少なかったりする可能性もあります。修繕費用がかかると、その分実質利回りが低くなる点に注意が必要です。
投資経験が浅いうちは、利回りの高さだけで投資商品を選んでしまいがちですが、常にリスクとリターンを踏まえて選ぶことが大切です。
投資の勧誘のなかには、悪質な詐欺業者が潜んでいることも少なくありません。お買い得な未上場株や元本保証などを謳う事業者は、詐欺師の可能性があります。
例えば、簡単に大儲けできるという言葉に騙され、入金後に引き出せなくなった詐欺が多発しています。平均利回りよりもはるかに高い利回りを提示された場合や、短い期間で稼げるといわれた場合、警戒するようにしましょう。
怪しいと感じる事業者であれば、金融庁に登録している事業者か確認することをおすすめします。詐欺かどうか心配な場合は、金融庁の相談フォームに連絡しましょう。
不動産投資や株式投資、投資信託は一般的には副業に当たりません。
しかし、公務員や金融機関に勤めている場合、制限される恐れがあります。金融機関の場合、顧客情報を取り扱い、情報漏洩の危険性があるためです。また公務員は、社会的信用の低下の恐れがあり、法律で制限されています。
ただし、通常の会社員でも投資の規模が大きくなると事業とみなされ、副業の扱いになります。例えば、不動産投資では家屋所有数が5棟以上・部屋所有数が10室以上の一定規模を越えると、副業になるため規模に注意しましょう。
投資をはじめる前に、自社の就業規則で副業が可能か確認してください。
本章では、不労所得に関するよくある質問を紹介します。
それぞれの質問を解説します。
不労所得が危険といわれる理由は、以下のとおりです。
株式投資や投資信託は元本保証がないため、運用リスクがあります。しかし、複数の方法を組みあわせれば損失リスクを最小限に抑えられます。
悪質な情報商材も販売されているため、購入するときは口コミや評判を確認し、本当に必要か判断しましょう。
不労所得のみで生活している方の割合に関する調査は行われていません。ただし、2019年の内閣府による60歳以上を対象とした収入の調査では、年金を除いた財産からの収入(利子や配当金、家賃、地代など)がある方は8.4%に留まりました。
しかし、60代以上の調査のため、全体の数値とは異なる可能性があります。不労所得を得るためには、投資をはじめましょう。
※参照:内閣府 | 令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果(概要版)
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不労所得で毎月10万円稼ぐには、最低でも1,500万円以上の元本が必要です。
投資の勉強は不可欠なので、なるべく興味のある分野への投資をおすすめします。また、リスクを抑えるためにも複数の方法で分散投資をしましょう。
毎月10万円の不労所得を稼ぐために、利回りの高さだけで投資商品を選ばないことが大切です。利回りが高い商品はリスクも高いためです。
不労所得はやめとけ・危険といわれることもありますが、利回りの相場を理解して適切なポートフォリオを組めれば、過度に心配する必要はないでしょう。