不動産投資と株式投資ならどっちが良い?仕組みや特徴をわかりやすく比較

「不動産投資と株式投資ならどっちを始めたほうがいい?」

「仕組みやメリット・デメリットの違いは?」

不動産投資と株式投資、どちらが自分に合うのか迷われている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、不動産投資と株式投資の仕組みやメリット・デメリット、向いている人の特徴などについて詳しく解説しています。

本記事を読むと、どちらが自分に合っているのかわかるため、将来に向けた投資戦略の参考にしてください。

INDEX

月々1万円のほったらかし投資で不動産投資

START BOOK

不動産投資は「お金がかかる」というイメージを持たれているかもしれませんが、月々1万円の「ほったらかし投資」で毎月の家賃収入を得ることができます。

不動産投資と株式投資ならどっちの利回りが高い

IMAGE PHOTO

不動産投資や株式投資などの利益を得る方法には「インカムゲイン(Income Gain)」と「キャピタルゲイン(Capital Gain)」の2種類があります。

月々1万円からの不動産投資ノウハウを詰め込んだスタートブックの無料プレゼントはこちら

インカムゲインは短期間でまとまった利益を得るのは難しいですが、長期的に収益を得られるのがメリットです。キャピタルゲインは継続的に収益を得ることは難しいですが、短期間にまとまった利益を得ることが可能です。

ここでは、不動産投資と株式投資の仕組みの違い(利益を得る方法)について見ていきましょう。

不動産投資はインカムゲインとキャピタルゲイン

不動産投資におけるインカムゲインとキャピタルゲインは、以下のとおりです。

不動産投資は入居者がいる限り、永続的に家賃収入(インカムゲイン)を得ることができます。

例えば、家賃8万円のワンルームマンションを賃貸に出した場合、月8万円、年間96万円の家賃収入が発生します。家賃収入を毎月のローン返済に充てることが可能です。

「都市部にある」「設備が充実している」など条件の良い物件であれば、入居者が付きやすいため、継続したインカムゲインによって経営が安定します。

キャピタルゲインは、マンションやアパートを売却して得た利益です。例えば、2,000万円で購入したワンルームマンションが2,200万円で売却できた場合は、200万円のキャピタルゲインが発生したことになります。

不動産投資の利益を得る方法として主流なのは、家賃収入(インカムゲイン)です。入居者さえいれば長期にわたり収益が発生するため、継続的な収入アップや老後資金対策として活用できます。

株式投資はキャピタルゲイン

株式投資におけるインカムゲインとキャピタルゲインは、次のとおりです。

株式投資で利益を得る方法の主流は、売却益(キャピタルゲイン)です。

株を保有していると年1〜2回配当金を得られる場合はありますが、全ての銘柄で配当金を出しているわけではありません。現在、配当金を出している企業も、業績悪化によって配当金がなくなる可能性もあります。

売却益は、スキャルピングやデイトレード、スイングトレードなどの手法で株を売買して利益を得ます。

例えば、A株を株価2,000円で100株購入し、株価2,100円の時に売却した場合は1万円の利益です。配当金で十分な利益を得るにはまとまった投資資金が必要となります。

株式投資は、日々株価が変動するため、多くの方が売却益を狙って取引しています。

月々1万円からの不動産投資ノウハウを詰め込んだスタートブックの無料プレゼントはこちら

月々1万円のほったらかし投資で不動産投資

START BOOK

不動産投資は「お金がかかる」というイメージを持たれているかもしれませんが、月々1万円の「ほったらかし投資」で毎月の家賃収入を得ることができます。

不動産投資と株式投資のメリットの違い

IMAGE PHOTO

不動産投資は、資金効率や時間効率が高く、将来的に資産として残り、インフレリスクにも強いことがメリットです。

一方で、株式投資のメリットは、株を保有していると配当金や株主優待を受け取れる上に、企業の経営に関与できて経済・金融の知識を身につけられることです。

不動産投資と株式投資のメリットを知ることで、それぞれの違いがわかり、どちらが自分に合うのか判断しやすくなります。

それぞれのメリットについて見ていきましょう。

不動産投資のメリット

不動産投資のメリットは、次のとおりです

資金効率・時間効率が高い
不動産投資はローンを利用するのが一般的です。自己資金が少なくても数千万円の資金を借り入れられるため、レバレッジ効果を活かせます。また、物件の維持管理などは管理会社に委託できるため、投資家は手間を省けます。

将来的に資産として残り生命保険代わりにもなる
マンションやアパートなど、取得した収益用不動産は将来的に資産として残ります。ローン返済が終わった後も収入源として運用できます。また、売却してまとまった資金を得ることも可能です。ローン契約者に万が一のことが起きた場合は団体信用生命保険の効果によって、ローン残高のない物件を家族に相続できます。賃貸し続けることで入居者がいる限り永続的に家賃収入を得られますし、売却すればまとまった資金を保険金のようなかたちで受け取ることも可能です

インフレリスクに強い
インフレになると物価が上昇してお金の価値が下落しますが、不動産は現物資産のため価値が下がりにくいと言われています。また、物価が上がると家賃が上昇しやすくなること、ローン借入額が実質的に目減りすることもインフレ対策になります。

株式投資のメリット

株式投資のメリットは、次のとおりです。

配当金や株主優待を受け取れる
株式投資は売却益を得られるだけでなく、株を保有し続けることで配当金や株主優待を受け取れる場合があります。どちらも銘柄によっては年1〜2回発生し、株主優待は割引券や投資先企業のサービス割引券や商品、商品券などがもらえます。

企業の経営に関与できる
株主になると議決権が与えられるため、株主総会に参加できて経営に関与できます。取締役の選任・解任や役員報酬、定款の変更、合併など、株主総会ではさまざまなことを決定します。株式投資をすると株主として経営に関与できるため、投資先企業のことをより深く理解できるのがメリットです。

経済や金融の知識が身につく
株式投資は、企業の財務分析、国内外の経済動向分析などを行うため、経済や金融の知識が身につきます。財務諸表の読み方や重要な経済指標、市場動向などにも詳しくなり、本業にも活かせます。

不動産投資と株式投資のデメリットの違い

不動産投資のデメリットは、入居者がいないと家賃収入が入らないこと、災害リスク・家賃下落リスクなどがあることです。一方で、株式投資のデメリットは投資先企業の倒産や短期間の暴落による大損、企業分析などをする上で専門的知識が必要になる点です。

メリットだけでなくデメリットも把握しておくことで、自分に合った投資か見極めやすくなります。 ここでは、不動産投資と株式投資のデメリットの違いについて見ていきましょう。

不動産投資のデメリット

不動産投資のデメリットは、次のとおりです。

入居者がいないと家賃収入は入ってこない
不動産投資は入居者がいなければ家賃収入は入ってきません。家賃収入がない間は、毎月のローン返済を本業の収入や貯蓄で補う必要があります。立地が良く入居者が付きやすい物件であればよいですが、そうでない場合は長期間入居者が決まらず、家賃収入が途絶える可能性もあります。

地震などの災害で建物が損傷する恐れがある
地震や台風、洪水、火災などでマンションやアパートが損傷する恐れがあります。建物が損傷した場合は、多額の修繕費用がかかる可能性があるため注意が必要です。不動産投資は、災害リスクを避けては通れません。

家賃が下がるリスクがある
一般的に、建物の築年数が古くなり老朽化が進むと家賃は下がります。家賃が下がると家賃収入が減るため、利益は少なくなります。そのため築年数が古くなっても家賃を維持できるような立地条件の良い物件や適切な管理会社を選ぶなど、将来の家賃下落リスクに備えて運用しなければいけません。

株式投資のデメリット

株式投資のデメリットは、次のとおりです。

投資先企業が倒産すると元本を失う可能性がある
株式投資は、株式発行元の企業が倒産すると元本を失うリスクがあります。株価が高い時に購入していた場合は、大損する恐れがあります。他の投資同様、株式投資は元本保証がなく、企業の倒産リスクもあるため注意が必要です。

短期間で株価が暴落するリスクがある
「予想よりも大幅な赤字だった」「海外で有名な金融機関が倒産して日本株が大幅下落した」など、さまざまな理由によって短期間で株価が暴落する恐れがあります。株価が下がると、それだけ含み損を抱えることになり、将来的に株価が回復しなければ損失が確定します。株価は日々変動するため、短期間で大幅に下がり大損する恐れがあるのは株式投資のデメリットです。

専門的な知識が必要になる
株式投資をするには、株価やチャートの見方、PERなどの指標の意味、重要な経済指標、企業分析の方法など、さまざまな専門知識が必要になります。知識がなくても株式投資を始めることはできますが、知識がないと深い分析や銘柄選び、売買ポイントの見極めができないため利益を得られる可能性は低くなります。

不動産投資と株式投資ならどっちの利回りが高い?

IMAGE PHOTO

利回りとは、投資金額に対する利益の割合のことです。例えば、投資金額が1,000万円で年間の利益が30万円の場合、利回りは3%となります。一般的に、利回りが高い=収益性が高いと判断できます。

不動産投資の利回りの相場は、下記のとおりです。

・区分マンション:3.0%〜5.0%程度
・一棟マンション:8.0%程度
・一棟アパート:8.5%程度
・一戸建て:6.0%〜8.0%程度
※表面利回りの場合

一方、株式投資の利回りの相場は2.0%〜3.0%程度です。下記は、日本取引所グループ(JPX)が公表している、市場別の加重平均利回りです。

・プライム市場:2.34%
・スタンダード市場:1.89%
・グロース市場:0.21%
※日本取引所グループ「その他統計資料
※2023年2月の利回り

物件や銘柄の条件によって利回りは変わるため一概には言えませんが、株式投資より不動産投資の利回りのほうが高い傾向にあります。

不動産投資と株式投資のどっちが向いている?

IMAGE PHOTO

不動産投資と株式投資、それぞれの向いている人の特徴を知ることで、どっちが自分に合うのか判断しやすくなります。

ここでは、それぞれの向いている人・向いていない人の特徴について見ていきましょう。

不動産投資に向いている人の特徴

不動産投資に向いている人の特徴は、次のとおりです。

上記に該当する場合は、不動産投資に向いています。不動産投資は家賃収入で利益を得るのが主流なため、短期的な視点ではなく長期的な視点で臨むことが大切です。

一方で、他人の意見をすぐに鵜呑みする人や安定収入がない人、リスクを一切負いたくない人には不動産投資は向いていない可能性があります。

他人の意見を鵜呑みにしやすい場合は、いろんな人の意見やアドバイスに惑わされて経営に一貫性がなくなるからです。また、安定収入がない場合は、不動産投資ローンの審査に落ちる可能性があります。投資にはリスクがつきものなので、リスクを極端に嫌う人も向いてないでしょう。

株式投資に向いている人の特徴

株式投資に向いている人の特徴は、次のとおりです。

上記に該当する場合は、株式投資に向いている可能性が高いです。企業の経営に関与して、銘柄によっては株主優待も受け取れるため、応援したい企業・サービスがある人は株式投資がおすすめです。

一方で、感情的になりやすい人やギャンブル性を求める人には向いていません。感情的な取引やギャンブル性を求める運用方法では、大損するリスクが高くなるからです。

月々1万円でローリスク&ロングリターンな資産運用

将来に漠然とした不安を抱えてはいるものの、なにをしたらよいかわからない……。

トーシンパートナーズではそんなお悩みを抱えるみなさまに、マンション経営をご案内しています。

マンション経営と聞くと空室の発生や、家賃の下落・滞納・資産価値の下落などの不安要素が思い浮かぶかもしれません。ですがパートナーとなる会社次第で、ご不安は限りなくゼロに近づけることができます。

家族のために、自分のために、未来の安心のために、ローリスク&ロングリターンな資産運用を始めてみませんか?

公式LINEで自分に合った投資法が見つかるおすすめ投資法診断
公式LINEで自分に合った投資法が見つかるおすすめ投資法診断

まとめ

本記事では、不動産投資と株式投資の仕組みやメリット・デメリット、利回り、向いている人の特徴などについて解説しました。

不動産投資の利益は主に家賃収入(インカムゲイン)であり、入居者がいる限り永続的に収益を得られます。生命保険代わりにもなり、長期的な視点で取り組める人や不動産をチェックするのが好きな人に向いています。

株式投資の利益は主に売却益(キャピタルゲイン)であり、株価が上昇すると短期間でも大きな利益を得ることが可能です。応援したい企業・サービスがある人や余裕資金がある人に向いています。

「不動産投資と株式投資はどっちが良いか」という問いに答えはありません。どちらにもメリット・デメリットがあり、特徴やリスクも異なります。また、どちらかを選ぶ必要もなく、それぞれのリスクを補うために両方に投資する方もたくさんいます。

この記事で紹介した内容を参考にして、まずは自分に合うと感じる投資から始めてみてはいかがでしょうか。