- 不動産投資の基礎知識
不動産投資に必要な自己資金の目安とは?抑える方法と金額別に買える物件を紹介

不動産投資を検討し始めたとき、多くの人が最初に考えるのが「自己資金はいくら必要なのか」という点ではないでしょうか。自己資金が少ないと始められないのか、多いほど有利なのか、判断に迷う方も少なくありません。
実際のところ、不動産投資における自己資金は「頭金+諸費用」が基本となりますが、必要な金額は物件価格や融資条件、投資目的によって大きく変わります。また、自己資金を抑える方法や、少額から始められる投資手法も存在します。
本記事では、不動産投資における自己資金の考え方や目安、金額別に購入できる物件のイメージ、自己資金を抑える方法、少額から始められる投資手法までを具体的に解説します。自分に合った、無理のない資金計画を立てるための参考にしてください。
不動産投資の「自己資金」とは?

不動産投資を検討する際に、まず理解しておきたいのが「自己資金」の考え方です。自己資金の額によって、選べる物件や融資条件、リスクの取り方が大きく変わります。ここでは、自己資金の内訳と一般的な目安について解説します。
自己資金とは「諸費用+頭金」
自己資金とは、物件価格の一部として支払う頭金と、購入時に必要となる諸費用を合算した金額を指します。単に「頭金の額」だけを指すのではなく、物件取得の際に用意する必要がある総額と考えるのが正確です。
諸費用には、物件価格とは別に発生するさまざまな費用が含まれます。主なものは以下のとおりです。
- 仲介手数料
- 火災保険料
- ローン事務手数料・保証料
- 各種税金(不動産取得税・印紙税)
- 登記費用(登録免許税、司法書士報酬など)
- 精算金(固定資産税・都市計画税・管理費・修繕積立金等)
これらの諸費用については、購入前に不動産会社に確認しておくことが重要です。頭金だけを見て資金計画を立てると、諸費用分が不足し、想定外の持ち出しが発生するケースもあります。自己資金は「頭金+諸費用」で考えましょう。
自己資金は一般的に15〜30%必要
不動産投資においては、物件価格の15〜30%程度が自己資金の目安とされることが多いです。たとえば2,000万円の物件であれば、300〜600万円程度を用意するイメージになります。ただし、ワンルームの区分マンションなどでは、頭金10万円から始められるケースもあり、物件タイプによって必要額は大きく異なります。
自己資金を多く入れるほど借入額が減るため、金融機関の評価は高まりやすくなります。融資審査が通りやすくなったり、金利条件が有利になったりする可能性がある点はメリットです。毎月の返済負担も軽くなるため、収支に余裕が生まれやすくなります。
一方で、自己資金を入れすぎると手元資金が減り、空室や修繕費といった突発的な支出に対応しづらくなります。不動産投資は長期運用が前提であり、運転資金の確保も重要な視点です。自己資金は「多ければ安心」というものではなく、リスク耐性とのバランスを見ながら決めることが大切です。
不動産投資における自己資金別の購入可能な物件の目安

自己資金を物件価格の20%と仮定した場合、購入可能な物件価格は次のように逆算できます。たとえば自己資金が100万円であれば、理論上は500万円程度の物件が一つの目安になります。自己資金の額によって、選べる物件の種類や立地、規模は大きく変わります。
以下の表は、自己資金ごとの購入可能な物件価格と、想定される物件例をまとめたものです。
| 自己資金 | 購入可能な物件の目安 | 購入可能な物件例 |
|---|---|---|
| 100万円 | 500万円 | 築古戸建て・連棟 築古区分マンション |
| 200万円 | 1,000万円 | 築古戸建て・連棟 築古区分マンション |
| 300万円 | 1,500万円 | 築古戸建て・連棟 築古区分マンション 築古一棟アパート |
| 500万円 | 2,500万円 | 戸建て 区分マンション 築古一棟アパート |
| 1,000万円 | 5,000万円 | 戸建て(築浅) 区分マンション(好立地) 一棟アパート |
| 2,000万円 | 1億円 | 一棟アパート(築浅) 一棟マンション 一棟ビル |
| 4,000万円 | 2億円 | 一棟マンション 一棟ビル |
上記の表のとおり、自己資金が増えるほど築浅物件や好立地物件、一棟マンションやビルなど規模の大きい物件も選択肢に入ります。一方で、自己資金が少ない場合は築古物件や価格帯の低いエリアが中心となる傾向があります。
ただし、ここで示した金額は「頭金20%」を前提とした1つの目安にすぎません。実際には金融機関や物件条件によって融資割合は異なり、区分マンションなどでは頭金10万円程度から始められるケースもあります。諸費用を含めた融資が組める場合もあるため、「自己資金が少ない=不可能」とは限りません。
だからこそ重要なのは、自己判断であきらめるのではなく、不動産会社に相談し、具体的な購入シミュレーションを立てることです。年収や既存借入、保有資産を踏まえた資金計画を作成することで、現実的な投資可能額とリスクを把握できます。
不動産投資で自己資金を抑える2つの方法

自己資金が十分に用意できない場合でも、不動産投資を始める方法はあります。ただし、自己資金を抑えるということは、その分リスクの取り方も変わるということです。ここでは代表的な2つの方法と、それぞれの注意点を整理します。
フルローン・諸費用ローンを組む
金融機関によっては、物件価格の全額を借り入れるフルローンや、仲介手数料や登記費用などの諸費用まで含めて融資を受けられるケースもあります。これにより、自己資金が少ない状況でも物件を取得できる可能性があります。
一方で、借入額が増えるため毎月の返済額は高くなります。空室が発生した場合や金利が上昇した場合には、収支への影響が大きくなりやすい点には注意が必要です。自己資金を抑えられる反面、経営の安定性は下がる傾向があります。
フルローンを検討する場合は、返済比率やキャッシュフローに十分な余裕があるかの慎重な確認が欠かせません。短期的な収支だけでなく、将来の金利変動や修繕費の発生も見据えたシミュレーションが重要です。
価格が低い物件を購入する
築年数が古い物件や地方エリアの物件は、価格が抑えられていることが多く、必要な自己資金も比較的少なく済みます。少額の資金から始めたい場合には、有力な選択肢となるでしょう。
しかし、購入価格が低い分、修繕費や設備交換費用がかかる可能性は高まります。想定以上の出費が発生すると、当初の見通しが崩れることもあるため、事前に余裕を持った収支計画を立てることが重要です。
また、表面利回りの高さだけで判断するのは危険です。「賃貸需要が安定しているエリアか」「将来的に売却しやすいか」といった出口戦略まで含めて総合的に検討することが、不動産投資を成功させるポイントとなります。
自己資金が少なくても始めやすい不動産投資

自己資金が十分に用意できなくても、不動産に関わる投資手法はいくつか存在します。ただし、少額で始められるからこそ、それぞれの特徴やリスクを正しく理解することが重要です。ここでは、比較的ハードルの低い代表的な投資方法を紹介します。
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、1万円程度から投資できる商品も多く、現物不動産を購入せずに始められる点が特徴です。複数の投資家から資金を集めて物件を取得・運用し、家賃収入や売却益を原資とした分配金を受け取る仕組みのため、自己資金が少ない方でも不動産市場に参加しやすい投資手法といえます。
物件の選定や賃貸管理、修繕対応などの実務は事業者が担うため、投資家が日常的に管理業務を行う必要はありません。本業が忙しい会社員や、初めて不動産投資に触れる方にとっては、運用の手間がかからない点が大きなメリットです。複数案件に分散投資しやすいことも特徴の1つです。
一方で、運用期間中は原則として途中解約ができない商品も多く、資金が一定期間拘束されます。また元本保証ではないため、空室や売却価格の下落などによって、分配金が変動する可能性もあります。事業者の財務状況や過去の運用実績を確認し、リスクを理解したうえで活用することが重要です。
REIT(不動産投資信託)
REITは証券口座があれば購入でき、数万円程度から不動産に分散投資ができます。投資法人がオフィスビルや商業施設、住宅、物流施設など複数の不動産を保有し、その収益を投資家に分配する仕組みのため、少額でも幅広い不動産資産へ分散投資が可能です。
株式と同様に、証券取引所で売買できるため流動性が高く、必要に応じて比較的容易に売却できる点は大きな魅力です。日々価格が公表されるため、評価額の把握もしやすく、資金管理の透明性が高い投資手法といえます。
ただし、市場環境や金利動向、景気の変動などの影響を受けて価格が上下する点には注意が必要です。実物不動産とは異なり、短期的な値動きが発生することもあります。価格変動リスクを理解し、中長期的な視点で運用することが重要です。
築年が古い戸建
築年が古い戸建は、数百万円台で購入できる物件もあり、自己資金が少なくても現物不動産を取得しやすい点が特徴です。金融機関を利用せず現金で購入できるケースもあるため、借入リスクを抑えた形で投資を始めたい方にとっては有力な選択肢となります。一方で物件価格が低い分、表面利回りが高く見えることもあります。
しかし、築古物件は修繕や設備交換が必要になる可能性が高く、想定外の出費が発生しやすい点には注意が必要です。屋根や外壁、水回りなどの修繕が重なると、当初の利回り計画が大きく崩れることもあります。物件の状態を正確に把握し、余裕資金を確保しておくことが重要です。
また、立地や賃貸需要を見誤ると、空室が長期化するリスクも高まります。価格の安さだけで判断するのではなく、周辺の人口動態や家賃相場、将来的な売却可能性まで含めて検討する姿勢が欠かせません。投資初心者の場合は、信頼できる専門家と連携しながら進めることが望ましいでしょう。
ワンルーム区分マンション
ワンルーム区分マンションは、比較的少ない自己資金で融資を活用しやすい投資手法です。都市部を中心に安定した賃貸需要が見込めるエリアも多く、会社員が副業として始めるケースも少なくありません。頭金を抑えつつ、レバレッジを活かした資産形成を目指せる点が特徴です。
管理会社に賃貸管理を委託できるため、入居者募集や家賃回収、トラブル対応などの実務負担を軽減できます。本業が忙しい方でも運用しやすく、長期保有を前提とした安定収入を目指す投資スタイルに向いています。
また、融資を利用する場合は団体信用生命保険に加入するケースが一般的です。万が一の際にローン残債が保険で完済される仕組みのため、生命保険の代替としての側面を持つ点もメリットの1つといえます。
一方で、価格が高騰しているエリアでは利回りが低くなりやすく、毎月のキャッシュフローが大きく出にくい傾向があります。購入価格と家賃水準のバランスを見極め、長期的な収支シミュレーションを行うことが重要です。物件選び次第で、成果が大きく変わる投資手法といえるでしょう。
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まとめ

不動産投資の自己資金は「頭金+諸費用」で構成されるのが基本です。一般的な目安は物件価格の15〜30%とされていますが、すべての人に当てはまる正解があるわけではありません。必要な金額は、以下の状況によって大きく変わります。
- 投資目的
- 年収
- 保有資産
- 将来設計
- リスク許容度
自己資金を多く入れれば融資条件が有利になる可能性はありますが、手元資金を減らしすぎると空室や突発的な修繕費用に対応しにくくなります。重要なのは「いくら用意するか」ではなく、無理なく継続できる資金バランスを見極めることです。
なお、物件や金融機関の条件によっては、頭金10万円程度から不動産投資を始められるケースもあります。不安を抱えたまま自己判断するのではなく、まずは不動産会社に相談し、具体的なシミュレーションを行うことが大切です。
不動産投資の自己資金に関するよくある質問

自己資金については、多くの方が同じような疑問を抱きます。ここでは、よくある3つの質問を紹介します。実務的な視点も踏まえながら、確認していきましょう。
自己資金がなくても不動産投資は可能ですか?
自己資金がゼロでも、金融機関の条件や属性次第では、フルローンで物件価格の全額を借り入れられるケースがあります。さらに諸費用ローンを活用すれば、登記費用や仲介手数料なども含めて借り入れができ、初期費用をほとんどかけずに投資を始めることも理論上は可能です。
しかし、借入額が大きくなる分、毎月の返済負担は当然重くなります。空室が発生した場合や家賃が想定より下落した場合、収支は一気に悪化します。さらに金利上昇局面では返済額が増加し、キャッシュフローが圧迫される可能性も否定できません。
自己資金ゼロでの投資は、レバレッジ効果が最大化される一方で、経営の安定性は下がります。重要なのは「始められるか」ではなく「安定して継続できるか」という視点です。短期的な資金負担だけでなく、数年単位の収支シミュレーションを行い、余裕を持った判断をすることが求められます。
自己資金は多いほど有利ですか?
自己資金を多く用意できれば、借入額が抑えられるため、金融機関からの評価が高まりやすくなります。融資審査では返済比率や自己資金割合が重視されることが多く、頭金を多く入れることで金利が優遇される可能性もあります。結果として、長期的な総返済額を軽減できるケースもあるでしょう。
また、毎月の返済額が軽くなるため、空室や一時的な家賃減少が発生した場合でも、収支の悪化を抑えやすくなります。キャッシュフローに余裕が生まれることで、追加投資や修繕への対応もしやすくなるでしょう。
ただし、手元資金を使い切ってしまうと、突発的な修繕費や退去時の原状回復費に対応できなくなるリスクがあります。自己資金を多く入れること自体が目的ではありません。「融資条件の改善」と「手元資金の確保」のバランスを取りながら、無理のない範囲で設定することが重要です。
リフォームが必要な場合は現金を用意する必要がありますか?
築年数が古い物件や空室期間が長い物件では、購入後にリフォームや設備交換が必要になることが少なくありません。一般的には、リフォーム費用は自己資金からの支払いを求められるケースが多く、物件購入費とは別に資金を準備しておく必要があります。特に小規模な内装工事は、現金対応となることが一般的です。
ただし、金融機関や物件条件によっては、リフォーム費用を物件価格に上乗せして融資を受けられる場合もあります。大規模修繕を前提とした再生型投資では、工事費込みの融資スキームが組まれることもあります。ただし、その場合も事前見積もりや工事計画の提出が必要になるなど、審査は厳格です。
いずれにしても、購入前の段階で「リフォーム費用は自己資金で賄うのか」「融資に組み込めるのか」を確認することが重要です。想定外の出費によって資金繰りが悪化しないよう、物件価格だけでなく、修繕費を含めた総投資額で判断する視点が求められます。













