- 不動産投資の基礎知識
不動産投資の勉強におすすめの本、厳選5冊を紹介!投資会社の選び方も解説

これから不動産投資を始める方は、あらかじめ不動産投資についての勉強をしておくことが望ましいです。現在、不動産投資についての本が数多く出版されていますが、どれが自分に合っているのか、おすすめの本はどれかなど、迷っている方もいるでしょう。
本記事では、不動産投資初心者でも分かりやすい、おすすめの本をご紹介していきます。
また、不動産投資で利益を追求するためには、不動産投資会社の選び方も重要です。自分にあった投資会社を決められるよう、選び方のポイントも解説していきます。
不動産投資の勉強におすすめの本を厳選して5冊紹介
これから不動産投資を始めることを検討している方向けに、おすすめの本を厳選して5冊ご紹介します。
- 「世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生」浅井 佐知子
- 「確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書」姫野 秀喜
- 「元営業部長だから知っている不動産投資騙しの手口」前田 浩司
- 「銀行員だった大家が教える! 不動産投資 融資攻略バイブル」半沢 大家
- 「初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書――投資家100人に聞いた!不動産投資をはじめる前に知りたかった100の疑問と答え」鈴木 宏史
いずれも、不動産投資の基本について、初めての方にも分かりやすくまとめられています。
「世界一やさしい 不動産投資の教科書1年生」浅井 佐知子

「世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生」浅井 佐知子、ソーテック社、2015年
(http://www.sotechsha.co.jp/bs/html/2031.htm)
不動産投資初心者や、改めて知識を整理したい方におすすめの入門書です。この一冊で、物件選びから不動産契約前の手続き、購入後の空室対策まで、不動産投資の全工程を網羅的に学べます。
また、物件選びや投資戦略、リスク回避方法といった実践な内容も詳しく解説されています。図やイラストが多用されているため、専門的な知識がない方でも視覚的に理解しやすいです。
「確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書」姫野 秀喜

「確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書」姫野 秀喜、明日香出版社、2020年
(https://www.asuka-g.co.jp/book/business/stock/011393.html)
不動産投資の初心者から経験者まで、成功するための知識と戦略を分かりやすく解説した実践的なガイドブックです。著者は、会社員時代に1億円の資産を築き、現在は投資家へのコンサルティングも手掛ける、経験豊富な投資家です。
あいまいな表記ではなく、具体的な数字や方法で解説されているため、よりイメージしやすいのが特徴です。
「元営業部長だから知っている不動産投資騙しの手口」前田 浩司

「元営業部長だから知っている 不動産投資騙しの手口」前田 浩司、秀和システム、2019年
(https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798054728.html)
不動産投資のリアルな世界を、初心者でも臨場感たっぷりに理解できる書籍です。著者がマンション販売会社の取締役営業部長や不動産コンサルタントとして得た経験をもとに、不動産業界の裏側や営業の手法について詳しく解説されています。
実践的なアドバイスも含まれているほか、不動産投資の難しさやリスクを再認識できる内容となっています。
「銀行員だった大家が教える! 不動産投資 融資攻略バイブル」半沢 大家

「銀行員だった大家が教える! 不動産投資 融資攻略バイブル」半沢 大家、standards、2022年
(https://www.standards.co.jp/book/book-3715)
不動産投資には、銀行からの借入ができるかどうかがカギとなります。著者は元銀行員であり、銀行勤務時に取り扱った100件以上の不動産融資案件をもとに、銀行から融資を受けるためのノウハウを解説しています。
銀行内部に所属していたからこそ分かる銀行の内情や考えが記載されており、本書を読むことで不動産投資のキーポイントである「融資攻略」に活用できるでしょう。
「初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書 投資家100人に聞いた!不動産投資をはじめる前に知りたかった100の疑問と答え」鈴木 宏史

「初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書 投資家100人に聞いた!不動産投資をはじめる前に知りたかった100の疑問と答え」鈴木 宏史、2018年
(https://str.toyokeizai.net/books/9784492733486/)
不動産投資初心者から経験者まで、幅広い人を対象とした不動産投資の教科書ともいえる書籍です。サラリーマン投資家だった著者が、100人超の不動産投資家たちの重要な疑問を集め、分かりやすく解説しています。
初心者は不動産投資の全ノウハウが、経験者は物件選びや融資、満室経営が実現する秘訣などが学べます。
自分に合った不動産投資会社を選ぶ際のポイント

不動産投資を成功させるためには、自分に合った信頼できる不動産投資会社を選ぶことが大切です。不動産投資会社を選ぶ際の4つのポイントを紹介します。
- これまでの運用実績や企業規模はどうか
- 営業担当者は信頼できるか
- 管理業務の代行は可能か
- セミナーや相談会の内容が充実しているか
これまでの運用実績や企業規模はどうか
安心して依頼できる不動産投資会社かどうかを判断する上では、これまでの運用実績が重要な基準となります。長期間にわたって豊富な実績を積み上げてきた企業は、投資家が求める情報やノウハウを熟知しているため、的確なアドバイスを得ることが期待できるためです。
実績の中でも、管理戸数や入居率、リピート率、成功事例は特に確認したい情報です。
不動産投資会社の事業規模は大きいほど安心という見方もありますが、必ずしも規模の大きさと運用実績は比例するわけではありません。大手だから安心と判断せず、自分にとって信頼できるのか判断することが大切です。
営業担当者は信頼できるか
不動産投資会社をどこにするかと同じくらい、信頼できる担当者がいるかどうかもポイントの一つです。疑問や不安なことを相談した際に、真摯に対応してくれる担当者がいると心強いです。
不動産投資は長期間にわたって取り組むことが基本となるため、相性のよい担当者が見つけられると投資成功の可能性が高まるでしょう。
担当者を見極める際には以下の点に注目してみましょう。
- 豊富な知識や経験を有している
- リスクについても説明してくれる
- 対応が迅速
- アフターフォローが手厚い
こういった条件に当てはまれば、安心して相談できる担当者といえます。
管理業務の代行は可能か
不動産投資物件を購入したらそこで終わりではなく、投資開始後も一貫して管理を請け負ってくれるのかも確認したいポイントです。
不動産投資会社の中には、投資物件の販売だけでなく契約後の物件管理まで継続して行っている企業と、管理を外部に委託している企業があります。比較すると後者の方がトラブル発生時に責任範囲が不明確になる可能性があると考えられます。
購入から物件管理まで一貫して依頼でき、長いお付き合いのできる不動産投資会社を選ぶこともよいでしょう。
セミナーや相談会の内容が充実しているか
不動産投資会社が開催している無料セミナーや相談会に参加して、自分が目指している投資と方向性が合致しているかを確認するのもおすすめです。
セミナーや相談会は、それぞれの不動産投資会社が特に力を入れている内容のものが開催される傾向があります。解説や面談などから、どのようなジャンルの物件に強いのか、自分に適しているかどうかが判断できるでしょう。
複数の不動産投資会社の面談やセミナーなどに参加し、直接専門家から話を聞いて情報を収集しましょう。
不動産投資のメリット・おすすめポイント

不動産投資には、次のようなメリットやおすすめポイントがあります。
- 長期間にわたり安定した収入が得られる
- 相続税の負担が軽減される
- 所得税・住民税の節税効果がある場合も
- 生命保険として活用できる
- インフレに強い
- 管理の手間や時間がかからない
不動産投資でより効果的に資産形成ができるよう、メリットやおすすめポイントについて確認していきましょう。
長期間にわたり安定した収入が得られる
不動産投資は、物件を保有し続けていれば、長期間にわたり安定的に賃料収入を生み出せる仕組みにメリットがあります。物件の維持管理を管理会社に委託すれば、労力をかけずに毎月家賃が手に入るため、サラリーマンなどが副業として取り組むことも可能です。
銀行から融資を受けている場合でも、返済額を上回る賃料収入があれば、利益を手元に残せます。
相続税の負担が軽減される
不動産投資は、相続税の納付負担を軽減する効果も期待できます。不動産の相続税評価額は、現金や預貯金と比較して低く評価される傾向があるため、相続財産として現金を保有しているよりも、不動産として保有していることが相続税の節税につながる場合もあります。
また、賃貸物件は、借りている人がいることで所有者が自由に利用することが制限されるため、相続税評価額が低く算出されることによる節税効果が期待できます。
所得税・住民税の節税効果がある場合も
不動産投資は、確定申告で給与収入などと損益通算でき、本業の所得を圧縮することで所得税や住民税の節税につなげることが可能です。損益通算とは、同じ年度内に生じた利益と損失を相殺することです。
不動産投資で赤字になった場合、本業の給与所得と損益通算することで、課税金額を抑えられます。特に、投資初年度は保証料、登録免許税、不動産取得税、印紙税などさまざまな費用がかかり、それらを経費として計上することで課税所得を圧縮できます。
生命保険として活用できる
不動産投資の物件を購入する際には銀行の融資を受けることが多く、融資を受ける条件として団体信用生命保険に加入するのが一般的です。団体信用生命保険とは、ローンの契約者が死亡または所定の高度障害状態に陥った際に、保険会社がローンの残り分を代わり弁済するという保険です。
ローンの返済中に万が一のことが起きても、のこされた家族が借入金の返済をする必要がなくなります。その上、ローン返済が不要となった不動産物件と毎月の賃料収入が得られるというメリットがあります。
インフレに強い
不動産は現物資産であり、インフレ時に現金・預金の価値が目減りしていたとしても、不動産は価格が維持、上昇されることもあります。これは一般的に、インフレ時には物価上昇と連動し不動産価格も上昇する傾向があるためです。
不動産価格が上昇したタイミングで売却すると、売却益(キャピタルゲイン)を得ることも可能です。
インフレリスクに備えて、資産を現金・預金のほか不動産にも分散するのも一つの方法です。
管理の手間や時間がかからない
不動産投資の維持管理を管理会社に委託することで、手間や時間をかけずに運用できます。サラリーマンでも、本業の傍ら副業として取り組みやすいのがメリットです。
また、不動産投資は株式や投資信託のように日々の価格変動をチェックする必要がありません。頻繁に売買の決断をする必要もないため、手間をかけずに資産形成ができます。
不動産投資はおすすめできないといわれる理由

不動産投資は、長期的な安定収入が見込める投資方法でありながらも、おすすめできないといわれることがあります。なぜそのようにいわれるのか、主な理由として以下のものが挙げられます。
- 専門知識や勉強する意欲がないと失敗するため
- 不動産投資特有のリスクがあるため
- 悪質な不動産投資会社にだまされる可能性があるため
勉強する意欲がないと失敗するため
不動産投資がおすすめできないといわれる理由として、継続して勉強する意欲がない場合は、失敗する可能性もあることが理由の一つと考えられます。
不動産投資は、専門的な知識がない方でも取り組むこと自体は可能ですが、ある程度の知識があるほうが、さらに納得のいく運用成績が得られる可能性が高まります。
不動産投資をするために必要な資格は特になく、誰でも始めることが可能です。しかし、運用をすべて不動産投資会社や管理会社任せにするのではなく、自分でも勉強して知識を得ていくスタンスが必要ということです。
不動産投資特有のリスクがあるため
不動産投資は投資商品である以上、一定のリスクがあり、やめたほうがよいといわれる理由の一つになっています。不動産投資の主なリスクとして、次のものが挙げられます。
- 金利上昇リスク
- 不動産価値の下落リスク
- 空室リスク
- 家賃滞納リスク
- 修繕リスク
- 災害リスク
こういったさまざまなリスクが存在し、特に空室リスクや家賃滞納リスクは毎月の収入に大きな影響があるため、リスクを軽減できる会社選びや物件選びが重要になります。
悪質な不動産投資会社にだまされる可能性があるため
不動産投資会社に限ったことではありませんが、中には悪質な業者が存在し、実際に被害に遭った例があることも不安要素のひとつと考えられます。
悪質な業者は、相場よりも高い利回りを提示してきたり、売買契約締結前に手付金の支払いを強制したり、契約をせかしたりするといった特徴があります。
不動産投資会社を選ぶ際には、悪質な業者の特徴や回避方法を調べるといった対策が必要です。また、被害に遭った場合の相談先もあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
不動産投資がおすすめな人
ここまで解説してきた、不動産投資のメリット・おすすめポイントやおすすめできないといわれる理由などから、不動産投資が向いている人の特徴をまとめました。
- 安定した収入がある、もしくは現金で物件を購入できる人
- 長期的な視点に立って行動できる人
安定した収入がある、もしくは現金で物件を購入できる人
不動産投資がおすすめなのは、会社員や公務員といった収入が安定している方です。不動産投資を始めるには、銀行から融資を受けることが多く、審査に通るには安定した収入を得ている方のほうが有利だからです。
銀行は融資した資金をきちんと返済してもらう必要があるため、融資申込者の返済能力を重視します。収入が安定していないと毎月の返済が滞る可能性があるため、返済能力に乏しいと判断される可能性があります。
会社員や公務員など毎月の給与が得られる方なら安定収入があると見なされ、返済能力が高いと判断されるでしょう。
もしくは、現金で物件を購入する場合であれば、融資が必要ないため、給与収入などに関わらず投資することができます。
長期的な視点に立って行動できる人
不動産投資は、目先の利益にとらわれず、全体をイメージでき長期的な視点から物事を判断できる方に向いています。
購入した物件を売却しキャピタルゲインを狙う場合は別ですが、賃料収入を得て運用益を出すことを目指す場合は、短期間で大きな利益は狙えません。物件の選定・購入から入居者の募集、必要に応じてメンテナンスを行うなど、長期間かけて利益を得ていくのが一般的です。
そのため、株式投資のように短期間で大きな利益を狙いたい方ではなく、長い期間かけて資産形成をしていく投資スタイルの方に向いています。
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誰にでもできることから始めることは大切ですが、
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まとめ
不動産投資を始める際には、本などで基本的な知識を身に付けておくことが望ましいです。多くの本が出版されていますが、今回ご紹介したおすすめの本も参考にして、自分の理解度に応じたものを選びましょう。
実際に不動産投資を行う上では、どの投資会社に決めるかも大切です。本記事で解説したような選び方のポイントを押さえつつ、自分に適した不動産投資会社を選んでください。